プログラミングに興味を持っているけと、何から始めていいのかわからい人はいませんか。
本記事ではプログラミング初心者におすすめのVBAを勉強する方法について紹介していきます。
結論:初心者がVBAを学習するメリット
- プログラミング能力が身に付く
- 初心者にもわかりやすい言語
- エンジニアへの道が開ける
- 職場で重宝とされる人材になれる
さらに社会人の方であれば、VBAを覚えることで、日常の業務を効率化することが期待できます。
プログラミング未経験者の方もVBAを勉強することで、今後、他の言語を学習する時に効率的に覚えることが可能です。
しかもVBAは開発環境の準備は不要です!
パソコンにEXCELがインストールされていればすぐに勉強を開始することができます。
プログラミング初心者におすすめの言語です。
プログラミングに興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
VBAとはどんな言語?
VBA(Visual Basic for Applicationsの略)は、皆さんおなじみのマイクロソフト社のOffice製品であるEXCELやACCESSの製品上で動作するプログラム言語です。
実際に開発の現場においても生産性を上げるために様々なシーンで使用されています。
VBAでできること
- 定型的な繰り返し作業を自動実行(自動化)することができる。
- ユーザ(操作者)に対話型の操作(アクション)を求めるプログラムを作ることができる。
- Excel以外にWord、PowerPoint、Outlookなどのoffice製品とアプリケーション間の連携が可能。
VBAがプログラミング初心者におすすめな理由
- 習得して損しないプログラミング言語である
- EXCELがあればすぐにプログラミングが始めれる
- 言語の構造がわかりやすく初心者にも親しみやすい
- VBA学習が次のプログラミング言語の基礎になる
上記3つの理由についてそれぞれ説明します。
1. 習得して損しないプログラミング言語である
IT業界はテクノロジーの進化が速くプログラミング言語のトレンドも移り変わりが早いです。
読者の中にはVBAを学んでも、将来的に実用性がなくなっているのではないか?と不安に感じる方もおられるでしょう。
しかしVBAは一般的なプログラミング言語とは異なり、ExcelやWORD、OUTLOOKなどofficeアプリケーションに付属している機能です。
Excelがなくならない限り活用できる言語です。
言い換えると巨大企業であるマイクロソフトが存在するからには存在しつづける言語とも言えます。
また、Excel自体が表計算アプリケーションとして非常に需要が高く、とても便利な機能であることから、5年、10年のスパンで無くなることは、とても考えづらいです。
EXCELの製品がバージョンアップするのと同様に、VBAの機能自体もバージョンアップしていくことが想定されますが、基本的なコーディング体系は、現状の機能を理解していればバージョンアップにも十分対応できます。
VBAは今からでもマスターしておいても損がないスキルといえるでしょう。
むしろ知っていることで、開発現場でプラスアルファのスキルとして重宝されること間違いありません。
2. パソコンにEXCELが入っていればすぐにプログラミングが始めれる
通常プログラミングを始めるには、プログラム言語に必要な開発環境を準備する必要があります。(プログラム言語によって必要な開発環境はそれぞれ異なります。)
初めてプログラミングする方にとって、プログラム言語を使用するための環境を準備するのは少し高いハードルに感じられるかもしれません。
しかしVBAであれば、パソコンにEXCELさえインストールされていれば何も準備する必要はありません。
今すぐにプログラミングを始めることができます。
3.言語の構造がわかりやすく初心者にも親しみやすい
開発タブから[Visual Basic]または [コードの表示] をクリックするとVBAのプログラムコードを記述するエディタが起動します。
↓下記の画面が実際にコードを記述したVBE(Visual Basic Editor)のイメージ画像です。
EXCELさえパソコンにあれば、すぐに本格的なプログラムソースコードを記述することが可能です。
しかも、言語のバージョンにほとんど違い、そして言語の構造がわかりやすいため、初心者の方も安心して取り組むことができます。
4.VBA学習が次のプログラミング言語の基礎になる
VBAでプログラミングして覚えたノウハウ・スキルは、実は他の言語でも使われる基礎的な部分と重なります。
次のプログラミング言語を学習する際、学習が楽に進みます。
また身に着けたVBAスキルは現場でもすぐに使えますので、開発現場でも必ず役に立ちます。
VBA初心者におすすめの勉強方法
初心者には、基礎的な文法が載っている、パソコン上で書籍を見ながら実践できるタイプの書籍がおすすめです。
わからないところはいったん、読み飛ばす感じでも構いません。
とにかくパソコン上でコードを書きながら最後まで読みつづけましょう。
おすすめ本
初学者向けの最後まで読破してやり切れるおすすめの本です。
本書の内容を応用しながらコーディングの楽しみを味わってください。
面白そうなVBAソースコードを実際に自分の手で真似してみて書き写します。
プログラムを動かすことを実感することでプログラミングの楽しさを味わいましょう。
無事、動かすことができたら、フォント色を変えてみたり、合計値を算出する箇所を追加するなど自分なりにカスタマイズしてみましょう。
実際に手で動かすことで、書籍に載っている基本的な文法の理解が深まります。
自分なりにアイデアを考えて、プログラムを自作してみましょう。
自作することで、プログラム仕様を考えること、ユーザ目線で考えること、など様々な視点で考えることの重要性・気づきを得ることができます。
そうは言っても、いきなりアイデアなんで思い浮かばない人に、簡単なVBAプログラムを2つご紹介します。
普段の実務で使うために作成しました。CSVファイルの出力は現在、開発の現場でもテストデータ作成ツールとして使っています。
VBAでEXCELシートの内容をCSVファイルに出力する方法
VBA学習おすすめ動画(挫折しないために)
プログラムを勉強していると誰にでも起こることですが、書籍をINPUTにして学習する場合
- 書籍で書いていることが理解できないこと
- わかっているようで実は理解できていないこと
など、どうしても出てきます。
書籍で理解できないところや、今までの理解度をあらためて復習する場合に動画が有効です。
初心者におすすめの動画をご紹介します。
金子晃之さんのEXCEL・VBAの初心者入門講座は、実際にコーディングを見ながらわかりやすく学習することができます。
VBA学習おすすめサイト
エクセルの神髄はExcel全般からVBA入門、VBA応用編まで解説されており、初心者から上級者まで幅広く学習できるサイトです。
特にVBA100本ノックは、自分でVBAを作成する際の題材として有効活用できますのでおススメです。
興味のある題材を探してみてください。
PythonとVBAはどちらを先に学習すべき?
VBAを先に学習するメリット
読者の中には、PythonとVBAって似てるけど、どちらを勉強すべきなの?と疑問に思われているかと思います。
プログラミング初心者には、以下の理由でVBAを先に学習することをおススメします。
- 会社で実務経験を積みながら学習することが可能。
- 業務改善・実績を積むことで会社で評価される。
- 実践でプログラミングの楽しさを味わえる。
プログラミング初心者にとって大切なこと・・・
それは何よりもプログラミングが楽しいと感じることです。
VBAで実務を覚えプログラミングの楽しさを感じることができたのなら、Pythonを次に学んで領域を広げていきましょう。
最初にVBAを学ぶことで、Pythonを学習するハードルも確実に下がります。
会社でofficeを使用していない時は
場合によっては、職場でMicrosoftのofficeが導入されていない場合もあることでしょう。
Googleアプリケーションを使用している企業もあります。
Pythonは機械学習、ウェブアプリまで、出来ること幅が広いです。
Pythonのほうが転職や副業をする時に有利に働くことも事実としてあります。
その場合は、Pythonを先に学ぶのが有利と言えるでしょう。
ただし、機械学習やウェブアプリなど、専門性が高い領域なので、初心者がいきなり学習を初めて挫折を味わうというリスクもあります。
まとめ
結論:VBAを効率的に学ぶにはOUTPUTが大事!
- 初心者向けの書籍でINPUTする
- 簡単なVBAを作ってみる
- オリジナルプログラムを作ってみる
上記①~③の学習を繰り返し、少しずつ成功体験を積み上げましょう。
プログラムを作成できたことが自信となり、さらに意欲が高まります。
VBAはExcelさえあれば、すぐに始めることができるプログラミング言語です。
学ぶことでプログラミングが面白いと思えるきっかけを与えてくれる可能性が十分にある言語です。
しかも・・・身に着けた知識・ノウハウは自分の実務においても生かせることができます。
プログラミングはこれからの時代に役立つスキルです。
まず初めの一歩としてVBAでプログラミングの学習にチャレンジしてみてはいかがでしょうか
そして、プログラミングによりいっそう興味を持ち、本格的に学習したい気持ちになったなら、是非VBA以外の言語にもチャレンジしてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。