プログラミングを始めたばかりのあなたは、コードの書き方に悩んでいませんか?
そんなときにおすすめなのが、プログラミングの写経です。
写経とは、既存のコードを丸写しすることで、プログラミングの基礎を身につける方法です。
この記事では、プログラミングの写経のメリットややり方を初心者向けに解説します。
写経でプログラミングのスキルを向上させましょう!
プログラミング学習における「写経」とは
書籍やウェブ上のサイトなどに掲載されているソースコードを、テキストエディタやプログラミングソフトで書き写す作業を写経といいます。
1文字1文字、タイピングを行い書き写していきます。
参考書やウェブ上のサイト、動画などをもとにインプットするだけでは、プログラミングは上達することができません。
実際に手を動かし頭で考えながらコードを入力していくことで、プログラミング学習として効果があると言われています。
「写経」の学習方法
プログラミングにおける写経とは、ウェブサイトや書籍に載っているソースコードを、テキストエディタやプログラミングソフトにひたすら打ち込んでいきます。
効果的に写経でプログラミング学習を進めるための方法を説明していきます。
①全体像をイメージして、コードの意味を考えて書き写す
書き写す前に、今から自分がコーディングするプログラムの全体像を押さえましょう。
何のプログラムで、どんな処理を実装するのか?
始める前に、あらかじめイメージしてから書き写しましょう。
②1文字1文字、タイピングする
写経をする時、何も考えずにソースコードをコピペするだけでは効果がありません。
必ず1文字1文字、タイピングして書き写しましょう。
その際に、この命令はどんな意味?この処理でこれができるのか?!と自分で予測、推測しながら進めていきましょう。
自分なりに意味を考えて理解し、写経していくことで、
・プログラムの構造・パターンを身に着けることができる。
・自分でプログラミングする感覚が身に付く。
・手を動かし頭で思考することで、本では理解できなかった気づき・発想が整理されていく。
③気になる命令、単語はすぐに調べる
書き写している最中に何かひっかかるところがあったり、気になる点があれば、その場ですぐにググりましょう。
理解して書き写すことで学習効果が上がります。
④動作確認を行う
書き写し作業が完了したら、実際にソースコードを実行してみましょう。
最初は、パンチミス等によりコンパイルエラーが発生したり、実行エラーが発生してうまく実行できないことでしょう。
これは実際のプログラミング作業でも起こることです。
最後まで粘り強くデバッグしてみましょう。
ポイントは、エラー文を慌てずにきちんと読み込むことです。
内容がさっぱりわからないと感じるかもしれませんが、じっくり読めばどこが悪いのかわかる場合があります。
エラー内容を確認してどこが悪いのか、何が間違っているのか、考えることでプログラミング能力が向上します。
事前にプログラミング実行環境は、準備しておきましょう。
⑤プログラムをカスタマイズしよう
写経に慣れてきたら、そのまま書き写して終わるのではなく、自分なりにアレンジを加えてみましょう。
例えば、HTMLで写経をする場合は、ボタンの色を変えたり、Flexboxで要素数を変えてみたり、ボタンの形を変えてみたり、カスタマイズしてみましょう。
「名前・メールアドレス・お問い合わせ内容」などのフォーム機能を追加してみるのもおすすめです。
実際に自分の頭の中で考えることで、知識を自ら吸収することになりますので、学習効果が深まります。
⑥使えると思ったコードをメモして残すこと
写経しているときに、「この処理は、こうやって書くのか!」って思えるソースに出会うことがあります。
そんな時は、迷わず、その処理をスプレッドシート(EXCELでも)に書き溜めておきましょう。
自分のノウハウにするのです。
スプレッドシートには、標題を付けるなどして、後で探しやすいように整理しておくといいですよ!
写経を行うことのメリット
①基礎的な文法を理解する
写経を繰り返し行うことでて基礎的な文法は、自然に覚えることができます。
if文や繰り返し処理など、プログラムの基本構造を組み立てるために必要な文法は必ず写経することになります。
実際に手を動かして写経することで、体で覚えることができるようになります。
・コードを打ち込む時に、このコードはどんな意味があるのか?
・この処理はどんな目的で実装する必要があるのか?
・なぜこのコーディング方法で書いたのか?
②プログラム構造を理解する
どのプログラミング言語にも、構造や型というものがあります。
変数の宣言部分、前処理、主処理、後処理など数をこなしていくと、プログラム言語特融の書き方が理解できるようになります。
自分でコードを1語1語、打ち込んでいくことで、自分の手でプログラミングに触れることができ、実践的な経験を得ることができます。
これにより、テキストだけのINPUTだけでは習得できなかった、気づきを得ることができるのです。
③何よりも自信となる(モチベーションもアップ)
初めてのプログラミングは何もかもわからないことが多いです。
環境的な面においても言語によっては、構築するのに手間と時間がかかったりします。
そんな中、写経によって自分の手で打ち込んだプログラムが動作した時の喜びは、何とも言えない快感です。
プログラムが動いたという成功体験を重ねられ、「こうやってプログラミングってできるのか!」と自信を得ることができます。
④プログラムのデバッグスキルが身に付く
写経するときは、一語一句、プログラミングしていきます。
ただ書き写すとはいえ、人間がやることですからパンチミスなど書き間違いが発生することは必ずといっていいほど起きます。
そこでプログラムを動かしたときに、書き誤りを取り除くデバッグ作業が経験できるのも写経のメリットです。
実際の現場ではプログラミング作業にデバッグ作業は必ずと言っていいほど向き合うことになります。
プログラミングの写経におすすめ教材
①本や書籍をサンプルコードとして写経する
本や参考書に記載のある機能作りや、Webアプリ開発作りを写経の教科書に使えます。
プログラミングの本や参考書は言語ごとに様々な種類があり、自分の学習に最適なアイテムを選べることが最大の特徴です。
写経を目的として本や参考書を選ぶ際には、写経に用いやすい構成の本を選びましょう。
ポイントとしては、プログラム完成形を全文掲載しているもの、実行イメージが載っているもの、プログラムステップに対して丁寧に解説されているものが、理想です。
実際にネットでは探すのは難しいので、本屋で直接、目で確かめるのが良いです。
②本格的に学ぶなら『Udemy』がおススメ
写経におすすめのコンテンツがUdemy(ユーデミー)です。
Udemyは教育企業ベネッセが運営する学習サービスで、教材数は10万以上あります。
動画で学習できるオンライン型プラットフォームで、本や参考書と同じくらいの価格で、WEBアプリ開発の講義動画を閲覧できます。
定期的にセールが開催されており、場合によっては50%〜90%offで購入できるケースもあります。
セール期間を狙って購入すると、本や参考書と変わらない値段で格安に購入することができます。
今流行りのサブスク型ではなく、買い切り型であるため、購入した講座はいつでも何度でも繰り返し視聴することができますよ。
プログラミング未経験者から上級者まで幅広く利用されており、自己研鑽に利用しているエンジニアも数多くいます。
\圧倒的な講座数/
写経で数をこなしたら・・・
プログラミング未経験者や初心者にとって、最初は、コードを一から書くことは、ハードルが高いため写経には効果があります。
しかしずっと写経だけやっていれば、良いというものでもありません。
書き写す学習だけでは、プログラミングスキルの上達は一定の限界があります。
写経をこなしてプログラミングに慣れてきたら、自分の中でこんなプログラムを作ってみたい、と案を考えてみましょう。
自らプログラム設計を行い、コーディングしてプログラム実装にチャレンジしてみてください。
まとめ
写経について解説してきました。
写経を行っていくと、どこかでつまづいて壁にぶち当たることでしょう。
しつこくデバッグをこなし、エラーが出たら諦めずに修正してください。
こういったトライ&エラーを何度も経験していくことで、プログラミング能力を身に着けることができます。
どの分野においても真似ることが上達の近道です。
写経はまさにソースコードを真似して作ることであり、効果のある学習法です。
書籍を読んでINPUTするだけでは、プログラミング能力が向上しません。
初心者にとって写経は、プログラミング能力を身に着ける効果のある手法です。
プログラミングで、手が止まり困っている人は是非、一度、試してみてください。
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