エンジニアとしてスキルアップしたいと思っても、現状の仕事や家事などで忙しくてなかなか勉強時間が取れないという方は多いのではないでしょうか?
また、勉強時間があっても、何をどのくらい勉強すればいいのかわからずに効率が悪くなってしまうこともありますよね。
この記事ではエンジニアの勉強時間について、以下のようなことを解説します。
- エンジニアの勉強時間は人によって異なる
- 一般的には1日1時間程度が目安
- 勉強時間よりも目標や計画を明確にする
- 効果的な学習法とは
この記事を読めば、エンジニアとしてスキルアップするために必要な勉強時間や学習法がわかります。ぜひ最後までお読みください。
エンジニアの勉強時間は人によって異なる
この質問に対する万能の答えはありません。なぜなら、必要な勉強時間は、学習者の経験、スキル、目標によって異なるからです。
私の職場ですが、成長するほとんどエンジニアは、勉強に多くの時間を費やしたことを報告してくれています。
一方、勉強していないと答えてくれた社員もいますが、共通するのは、SNSや携帯アプリで時間を費やしている人たちです。
入社年数こそ違えど、勉強する人は数年で勉強しない人を追い越すほどの実力をつけています。エンジニアは職に就く前だけでなく、職に就いてからも勉強が大事かがわかります。
ここでは、エンジニアとして成長するための勉強時間に関するヒントをいくつか紹介します。
明確な目標を設定する
学習を開始する前に、何を達成したいのかを明確にすることが重要です。特定のプログラミング言語を習得したいですか?新しいスキルを身につけたいですか?それとも、新しい分野でのキャリアを築きたいですか?目標を明確にすることで、学習の方向性を決めることができます。
現実的な目標を設定する
新しいプログラミング言語を1週間で覚えるのは無理です。自分のスキルや目標に応じて、現実的な学習計画を立てましょう。
例えば、初心者なら毎日1時間ずつ基本構文や関数などのリファレンスを学ぶ、中級者なら毎日2時間ずつアプリ作成を行うなどです。
定期的に勉強する
新しい情報を記憶に定着させるには、時間が必要です。そのため、週に1回だけ長く勉強するよりも、毎日少しずつ勉強する方が効果的です。
頑張ったら自分にご褒美を与える
小さな目標でもOKです。達成したら、自分にご褒美をあげましょう。勉強を続けるためのモチベーション維持に役立ちます。
助けを求めることを恐れない
困難に直面したり、行き詰まったりした場合は、助けを求めることを恐れないでください。オンラインや図書館には多くのリソースが用意されています。また、メンターや仲間を見つけることもできます。
現役エンジニアの勉強時間は?(実態調査)
仕事以外の時間で、エンジニアがどれくらい勉強しているかについては興味があるところです。(先端IT従事者=デジタル系人材)とそれ以外の人材(先端IT非従事者=従来型人材)で大きく異なります。
先端IT非従事者は、ほとんど勉強しない人がおおよそ半分。先端IT従事者と先端IT非従事者では、1週間の勉強時間は約3倍の開きです。
先端IT従事者でも週平均の勉強時間は2.7時間です。つまり、毎日1時間勉強するだけで全体の数パーセントの上位に食い込むことが可能です。
これからエンジニアになることを考えている人は、職に就いてからもコツコツ勉強を続けることで、差を縮めることは十分可能です。
エンジニアの勉強時間は、一般的には1日1時間程度が目安
エンジニアとしてスキルアップしたいと思っても、人それぞれに適切な勉強時間は異なります。しかし、多くの場合、 1日1時間ぐらい が学習の目標時間と言えます。これは、毎日少しずつ勉強することで、知識やスキルをしっかりと身につけるために必要な時間だと言えるでしょう。
1日1時間よりも多く勉強できれば、より効果的です。でも、長時間勉強しすぎると、疲労や飽きがたまって、学習効率やモチベーションが下がるかもしれません。さらに、仕事や家庭などの他のことにも時間を使わなければならないので、時間に余裕がないこともあります。
1日1時間ぐらいを学習の目標にしましょう。自分のペースで学習するのがおすすめです。時間が余れば、別の日に勉強したり、自分にご褒美をあげたりしましょう。時間が足りなければ、別の日に追加したり、少しでも勉強したりしましょう。
重要なのは、 質 と 量 のバランスです。1日1時間程度でも、効果的な学習法を使えば、スキルアップにつながります。
勉強時間よりも目標や計画を明確にする
目標と計画を立てよう
エンジニアとして学習するには、毎日1時間ほどが適切な時間ですが、ただ勉強するだけでは継続は難しいです。
何よりも勉強時間を決めるだけではなく、 まず最初に勉強の目標や計画を明確にする ことが重要です。
エンジニアとしてどんなことをやりたいか、どんなスキルや知識を身につけたいかというのが勉強の目標です。たとえば、Web開発がしたいのか、AI開発がしたいのか、どんな案件に携わりたいのかなどです。勉強の目標をはっきりさせることで、 学習する内容や順番を決めることができます 。
目標を実現するためにどうやって学習するかというのが勉強の計画です。たとえば、どんなプログラミング言語やフレームワークを使うのか、どんな教材やサービスを活用するのか、どのくらいの時間で学ぶのかなどです。勉強の計画をはっきりさせることで、 学習の状況や成果を確認することができます 。
目標や計画をはっきりさせることで、 やる気や興味が増します 。結果、効率的かつ効果的な学習が可能になります。
具体的なアクションプラン
具体的なアクションプランの事例を紹介します。
例えば、Webエンジニアになりたいという目標があるとします。その場合、以下のようなアクションプランを立てると良いです。
- 学習するプログラミング言語やフレームワークは、HTML・CSS・JavaScript・Ruby・Ruby on Railsとする。
- 学習する教材やサービスは、Progateや侍エンジニアなどのオンライン学習サービスと、Webサイト制作の入門書や実践書を利用する。
- 学習する期間は、6ヶ月とする。1日1時間ずつ学習し、週末には復習や実践を行う。
- 学習の進捗や効果は、ポートフォリオサイトやブログなどを作成してアウトプットすることで確認する。
このように、目標や計画を具体的にすることで、学習に対するモチベーションや意欲が高まります。
効率よく学習する方法
プログラミングを早く習得するための方法は様々ですが、以下のような方法が有効です。
学習資料を絞り込む
初心者向けの資料を選ぶことで、学習をスムーズに進めることができます。あれもこれもと沢山手を出すよりも、体系的に説明されているものを1つ選び、繰り返し読み込むのが効果的です。
実践を重視する
学習したことを実際に実装することで、理解度を深めることができます。学習したことを使って、自分がやりたいことを作ることで、学習を楽しむことができます。
また自分が興味を持っていることを題材に選ぶことで、モチベーションを維持することもできます。
アウトプット重視で、プログラミング言語を学習するのがベストです。
目的(プログラム作成)があって、目的を達するために必要なことを調べる(書籍)。
プログラミング言語を学習するには、これが一番理想です。
コミュニティに参加する
他の人と交流し、アドバイスをもらうことで、学習効率を上げることができます。
プログラミングを独学で学んでいる人たちのコミュニティで勉強仲間を見つけていっしょに頑張るのは刺激があっていいと思います。
おすすめのコミュニティ活動を支援するプラットフォーム
IT勉強会支援プラットフォームであるconnpassなどが広く知られており、誰でも気軽に勉強会に参加できます。
継続的に学習
運動・筋トレ・自己啓発等、さまざまな活動において最も効果的なのが、継続することです。
軌道に乗るまでが難しいですが、継続的に学習するためには
- 時間の調整: 学習に割ける時間を確保するために、仕事や家庭の調整が必要。
- モチベーションの維持: やる気をなくしたり、挫折しないための対策をあらかじめ講じる。
- 資金の関係: 教材などの費用がかかるため、資金を確保することが必要。
1日の空き時間を利用して、できるだけ頻繁に学習することが重要です。
早起きしての学習は、1日の中で最も効率よく学習時間を確保できるのでおススメです。
プログラミングスクールは効果的か
プログラミングスクールは、プログラミングを学ぶための効果的な選択肢の1つです。
プログラミングスクールによっては、現役のエンジニアが講師を担当しており、プログラミングの基礎から応用まで幅広い知識を学ぶことができます。
また、他の学習者との交流を通じて、モチベーションアップにもつながります。
プログラミングの学習に特化しているため、学習が集中しやすく、効率的に学ぶことができます。
また、スクールによっては、就職支援などのサポートも行っています。
受講費用がかかり、必ずしも安いわけではありませんが、もしお金に余裕があれば、スクールに通うのもありです。
まとめ
この記事では、エンジニアの勉強時間と効果的な学習法について紹介しました。
エンジニアの勉強時間は人によって異なりますが、一般的には1日1時間程度を目安にしましょう。
でも、勉強時間だけじゃなくて、目標や計画を明確にすることが大事です。
目標や計画があれば、学習が楽しくなってやる気も出るし、学習内容や方法も自分の好みに合わせることができます。
そうすれば、効率的かつ効果的な学習が可能になります。
特に社会人の場合、仕事や家庭とのバランスを取りながら勉強するのは大変だし、孤独になりがち。
これらの学習法を一人でやるのは大変なときもありますよね。
そんな時は、プログラミングスクールに通ってみるのありです。
プログラミングスクールに通うことで、以下のようなメリットがあります。
- プロジェクトベースのカリキュラムで実践的なスキルを身につけられる
- ペアプログラミングやコードレビューでフィードバックやコミュニケーション能力を高められる
- オンラインコースや書籍を補完する形で理解度を深められる
- 自分のペースやスケジュールに合わせて学習できる
- 仲間やメンターとの交流で学習意欲やモチベーションを保てる
プログラミングスクールに通うことで、エンジニアの勉強時間と効果的な学習法を両立できるようになります。
エンジニアを目指す社会人の方は、ぜひプログラミングスクールにチャレンジしてみてください。
自分の未来・目標をしっかりと意識し、エンジニアになりたいと思ったら今すぐ行動しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。