HTMLで電卓を作れるようになるたった3つのステップ

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HMTL、CSS、JavaScriptを使用して電卓プログラムを作りました。

最小限の機能にまとめて、初心者の方がHTMLを勉強するのにわかりやすく記事にしてみました。

この記事では、たった3つのステップでHTMLで電卓を作る方法をご紹介します。

プログラミングの知識がなくても、手順に従って進めれば誰でも簡単に作成できます。

まずはソースコードをコピーしてそのままマネして動かしてみてください。

ソースコードの解説をもとに、自分なりに機能追加してカスタマイズすると勉強になります。

ぜひこの記事を読んで、自分の手でオリジナルの電卓を作成してみてください!

目次

HTMLによる電卓のデザイン完成イメージ

作成する電卓のHTMLのデザイン完成イメージがこちらです。

HTMLによる電卓の完成イメージ

この記事で紹介するHMTL、CSS、JavaScriptをコーディングするときは、「Visual Studio Code」をエディタに使用するのがおすすめです。

「Visual Studio Code」のインストールや初期設定方法は、こちらの記事に詳しく紹介していますのでご覧ください。

VSCodeのインストール・初期設定方法

事前準備

事前準備

最初にパソコンの作業用フォルダを任意の名前で作成してください。

事前準備(HTML、CSS、Javascript)

フォルダを作成したら、下記のファイルを3つ作成します。

事前準備

main.html・・・HTMLを記述するファイルです。
style.css・・・CSS(スタイルシート)を記述するファイルです。
dentaku.js・・・JavaScriptを記述するファイルです

ステップ① HTMLを作成する

HMTLの解説

HTMLで電卓のレイアウトを作成するコード

では、HMTLを作成していきます。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
	<title>★電卓★</title>
	<link rel="stylesheet" type="text/css" href="style.css">
</head>
<body>
	<div class="container">
		<div class="calculator">
			<div class="display">
				<input type="text" id="result" placeholder="0" disabled>
			</div>
			<div class="keypad">
				<button onclick="clearResult()">C</button>
				<button onclick="appendToResult('/')">/</button>
				<button onclick="appendToResult('*')">*</button>
				<button onclick="appendToResult('-')">-</button>
				<button onclick="appendToResult('7')">7</button>
				<button onclick="appendToResult('8')">8</button>
				<button onclick="appendToResult('9')">9</button>
				<button onclick="appendToResult('+')">+</button>
				<button onclick="appendToResult('4')">4</button>
				<button onclick="appendToResult('5')">5</button>
				<button onclick="appendToResult('6')">6</button>
				<button onclick="calculateResult()">=</button>
				<button onclick="appendToResult('1')">1</button>
				<button onclick="appendToResult('2')">2</button>
				<button onclick="appendToResult('3')">3</button>
				<button onclick="appendToResult('0')">0</button>
				<button onclick="appendToResult('.')">.</button>
			</div>
		</div>
	</div>
	<script src="dentaku.js"></script>
</body>
</html>

HTMLのコード解説

このHTMLは、3つの要素で構成されています。

1つ目は、電卓の外部レイアウトを設定するための<div class="container">要素です。

2つ目は、電卓の背景色とレイアウトを設定するための<div class="calculator">要素で、<div class="display"><div class="keypad">という2つの子要素を持っています。

3つ目はJavaScriptファイルを読み込むための<script>要素です。

11行目

各属性説明
type=”text”テキストを入力できるフィールドを作成します。
id=”result”要素に一意のIDを設定しています。このIDは、JavaScriptやCSSで要素にアクセスするために使用されます。
placeholder=”0″デフォルトで0を表示させています。
disabledフィールドに入力できないようにします。ユーザはフィールドの値を変更できません。この属性は、テキストフィールドを見せるが編集できない状態にすることができます。

15行目

各属性説明
buttonクリック可能なボタンを作成します。
onclickボタンがクリックされたときに呼び出されるJavaScript関数を指定します。
appendToResult(‘/’)ボタンがクリックされたときに実行される関数です。この関数は、引数としてスラッシュを渡し、結果にスラッシュを追加するためにJavaScriptで定義されている必要があります。
ボタンのラベルとして使用されるテキストです。これはスラッシュを表すテキストです。

つまり、このHTMLは、スラッシュを表すボタンを作成し、ボタンがクリックされたときに、テキストフィールドの現在の値にスラッシュを追加するJavaScript関数を呼び出します。

16行目から30行目も同様に、異なる引数とラベルがありますが、基本的に同じ構造を持っています。

34行目

各属性説明
scriptJavaScriptコードをウェブページに埋め込むことができます。外部のJavaScriptファイルを読み込む場合は、src属性を使用してファイルのパスを指定することができます。
src=”dentaku.js”外部JavaScriptファイルのパスを指定します。この場合、dentaku.jsという名前のファイルが同じディレクトリに存在する必要があります。

つまり、このHTMLは、dentaku.jsという名前の外部JavaScriptファイルを読み込むためのものです。このファイルは、ウェブページの動的な計算機能を実現するために、HTML内で定義されているボタンの処理を実装しています。

ステップ② CSSを作成する

CSSの解説

電卓のレイアウトを装飾するCSS

.container {
	display: flex;
	justify-content: center;
	align-items: center;
	height: 100vh;
	background-color: white;
}

.calculator {
	border: 1px solid white;
	background-color: rgb(181, 247, 246);
	border-radius: 5px;
	box-shadow: 2px 2px 10px rgba(0, 0, 0, 0.2);
}

.display {
	padding: 10px;
	text-align: right;
	border-bottom: 1px solid black;
	background-color: rgb(199, 254, 246);
}

.display input {
	width: 100%;
	height: 40px;
	padding-right: 10px;
	font-size: 30px;
	outline: none;
	border: none;
}

.keypad {
	display: grid;
	grid-template-columns: repeat(4, 1fr);
	grid-gap: 5px;
	padding: 10px;
}

button {
	background-color: blue;
	color: white;
	padding: 10px 20px;
	font-size: 20px;
	border: none;
	border-radius: 5px;
	cursor: pointer;
	transition: all 0.3s ease-in-out;
}

button:hover {
	background-color: #d5f632;
	color:black;
}

CSSの解説

クラス名説明
.containerウェブページの中央に電卓を配置するために、flexボックスの中央揃えを定義します。背景色は白に設定されています。
.calculator電卓全体のスタイルを定義します。白い境界線と丸い角を持つ、淡い水色の背景色を設定します。また、影をつけることで、電卓の立体感を表現しています。
.display電卓の上部にあるテキストボックスのスタイルを定義します。右揃えになっていて、黒い境界線を下に持ち、淡い緑色の背景色を持ちます。
.display input電卓のテキストボックスのスタイルを定義します。テキストボックスの幅は100%、高さは40px、フォントサイズは30px、右側には10pxの余白を持ち、枠線がなく、フォーカスされていないときには背景色がありません。
.keypad電卓のキーパッドのスタイルを定義します。4つの等しい幅の列があり、列間に5pxの余白を持ちます。パッディングが10pxあります。
button電卓のすべてのボタンのスタイルを定義します。青い背景色、白い文字色、10pxの上下のパッディング、20pxの左右のパッディング、20pxのフォントサイズ、半径5pxの角丸、カーソルがポインターに変わります。また、0.3秒かけて変化するアニメーションがあります。
button:hoverボタンにマウスを合わせると、背景色が黄緑色に変化し、文字色が黒色に変化します。

ステップ③ JavaScriptを作成する

JavaScriptの解説

電卓の処理を行うJavaScriptのコード

let result = document.getElementById('result');

function appendToResult(value) {
    result.value += value;
}

function calculateResult() {
    result.value = eval(result.value);
}

function clearResult() {
    result.value = '';
}

JavaScriptの解説

関数説明
appendToResult引数 value に指定された値を result の値に追加します。これにより、ユーザーがボタンをクリックするたびに、ディスプレイに数字や演算子が追加されます。
calculateResulteval 関数を使用して result の式を評価します。これにより、ユーザーが “=” ボタンをクリックしたときに、ディスプレイに表示される式の結果が計算されます。
clearResultresult の値を空の文字列に設定します。つまり、ユーザーが “C” ボタンをクリックすると、ディスプレイの値がクリアされます。

実行方法

HTML、CSS、JavaScriptのそれぞれのコードを記述したら、main.htmlをダブルクリックして実行してみましょう。下記のとおり、電卓がブラウザに表示されます。

HTMLを実行する

まとめ

まとめ

今回の記事では、HTMLを使って簡単に電卓を作成する方法を3つのステップで紹介しました。

  • ①HTMLで電卓のレイアウトを作成し
  • ②その後CSSを使ってレイアウトを装飾しました。
  • ③最後にJavaScriptを使って、電卓の計算処理を実装しました。

初心者の方でも分かりやすく解説したため、プログラミングの経験がなくても簡単に作成することができます。

また、この記事で紹介した手順を応用すれば、他のウェブページでも応用できます。

今回の記事で紹介した方法を試して、オリジナルの電卓を作成してみましょう!

誰でも簡単に作成できるため、プログラミング初心者の方にもおすすめです。

HTMLの基礎的な理解を深めることもできるため、学習の一環としても役立ちます。

HTMLとCSSの基礎を理解するには、Manaさんが書かれた書籍がとても読みやすく、わかりやすいです。

私はこれでHTMLとCSSの基礎を学習しました。

手を動かしながら読み進めることでお洒落なサイトを作成することができます。

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