SQLに興味があって学習してみたいけど
- SQLの学習って何から始めればいい?
- 挫折せずに学習するコツは?
など、SQLの勉強方法について疑問を持っていませんか?
SQLは、普通のプログラミング言語とはちょっと違って、データベース言語と言われています。
そのため、SQLに対して少し難しいイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。
でも安心してください。
この記事では、プログラミング初学者で、SQLの勉強をこれから始める方に向けて解説しています。
順に沿って学習を進めていけば、SQLは難しくありません。
悩むことなくSQL勉強方法を再現できるので、ぜひこの記事を参考にして、SQL学習に役立ててみてください。
プログラム言語とSQLの違い
まず最初に、初心者の方に理解していただきたい、プログラム言語とSQL言語の「役割」・「違い」について簡単に説明します。
プログラミング言語
プログラム言語には、Javaや、Python、Rubyなど、さまざまな言語があります。
存在するプログラム言語の数は、一説には200とも300とも言われています。
これらはいずれもコンピュータに対して、指示・命令を行い、コンピュータを操作するための言語で
繰り返し処理や条件分岐など、さまざまな命令を駆使して複雑な処理をコーディングすることができます。
データベース言語(SQL)
SQLはデータベースに対して命令を行うデータベース操作言語です。
SQLを使ってデータベースを操作する場合、「対話型」と「埋め込み型」の2つの操作方法があります。
ここではSQLを使ったデータベースの操作方法についてそれぞれ解説していきます。
対話型
対話型とは、SQL文を対話型のコマンドラインに打ち込んで、SQLを実行する操作方法です。
直接コマンドを打ち込み、データベースを操作することになります。
なお、SQLをスクリプトファイルに記述してコマンドラインからスクリプトファイルを実行することもできます。
埋め込み型
埋め込み型とは、プログラミング言語で記述したソースコードの中に直接SQL文を埋め込んで、動的に、データベースの操作を行う操作方法です。
埋め込み型の場合はプログラムの中にSQLを埋め込み、プログラムに埋め込むことで、SQLをプログラムの一部として使用します。
埋め込み型にすることで、プログラム構造に合わせて、命令の結果に応じて異なる処理を実行したり柔軟なデータベース操作が可能です。
以上のように、プログラム言語とデータベース言語(SQL)は、それぞれの役割が大きく異なっています。
おすすめのSQL学習(初心者)
この記事で提唱する初心者におススメのSQL学習方法は、次の3ステップです。
Step1 まずは本屋さんへ直行しよう
最初は、SQLの基礎について、学習して理解する必要があります。
初心者には図や事例が書かれており、わかりやすい図解がある書籍がおススメです。
まずは1冊、自分の手元にINPUTにする書籍を用意しましょう。
選ぶポイントは以下の2点です。
・初心者向けにわかりやすいDML(データ操作用SQL)の説明あり
・練習問題があり、SQLのサンプル事例が多いもの
一度、本屋さんへ行って、自分の感性に合うものを目で見て確かめてください。
実際に自分の目で、わかりやすいか確かめるのが一番です。
本屋さんへ行く時間がもったいない方は、こちらの本が初心者にわかりやすくでおススメです。
SQLの基礎からDB設計まで幅広く初心者向けに書かれています。
実践問題も多くあり、初心者にまさしく、うってつけの本です。
Step2 Oracle Live SQLを使おう(無料!)
SQLの基本構文について、基本的な理解ができたら、実際に手を動かしてSQLを叩いてみましょう。
プログラム言語も同じですが、書籍だけで学習して、プログラミングは出来るようにはなりません。
実際に手を動かして、頭で考えて学習するのが一番です。
そこでおススメなのが、無料でSQLの実行環境が動かせる学習サイト(Oracle Live SQL)です。
・環境構築することなくSQLが実行可能
・Oracleアカウントを作成し、無料で利用可能
・DMLはもちろん、CreateSQLでテーブル作成も可能
何と言っても、無料でOracleSQLが、対話型で実行できて学べるのです。
ネットが繋がっていれば、必要なのはブラウザのみです。
無料なので使わない手はありません。是非おススメです。
Oracle Live SQLについては以下の記事で、利用方法など詳しく解説しています!
>>【無料】で学べるSQL学習サイト|Oracle Live SQL
書籍の内容を参考に、CreateTableでテーブルを作成して、実際にINSERT文でデータを登録。
登録したデータをSELECT、UPDATE、DELETEして、対話型でデータベースを操作してみましょう。
実践でSQLを使うまでに、STEP1、STEP2でなるだけたくさん、体で覚えるぐらいのイメージでSQLをたたいてください。
最初はどうやるんだっけ?と頭の中で悩むと思います。
何度も、考えて訓練して、SQLをたたくことで、次第に叩けるようになります。
Step3 (これが大事)ゴールに向かって進みましょう
実はStep1とStep2でご説明した内容は、あくまでもSQLを学ぶ「手段」です。
ぶっちゃけて言うと、他のいかなる手段を使っても完ぺきにSQLを習得することはできません。
あとは、目的を定めて、
- 実務で実際にSQLを使って、アプリケーションを作成する。
- 自前でアプリケーションを作成する。
要は、SQLを使って何をしたいか?ということです。
目的(アプリケーションを作成)があって、その目的を達するために、どんな手段があるのかを調べるのです。
目的 → 手段 この順番です。
そうすれば、自分が何を知りたいのか?何を調べればならないのか?どう組み込むのか?
おのずと、SQLでやるべきことが明確になります。
基本を押さえて、後は現場で調べて応用していきながら組み込んでいく。
エンジニアが覚えるスキルは、このプロセスの繰り返しです。
現場で実践でSQLを作成したり、メンテナンスしたりする際に便利なリファレンスをご紹介します。
もちろん、すべてのSQLリファレンスを網羅するものではありませんが、サッと調べるのに重宝してます。
現場で使っている人多いです。
1冊、手元に置いておくと便利ですよ。
SQL学習の必要性について
Web系、オープン系、さまざまなシステムがありますが、どのシステムを開発する際もデータベースが存在しないシステムはほとんどありません。
埋め込み型で直接SQLをコーディングすることもあれば、プログラムテストを実施するときにSQLでデータベースを直接、操作するなど、プログラマーとして生きていくには、SQLを使う局面に必ず遭遇することでしょう。
ゆえにSQLはエンジニアにとって必須のスキルと言っても過言ではありません。
SQLは国際標準化されています。
あなたが現場で使用するSQLが、MySQLやPostgreSQLからOracleへ変わったとしても、データベースによって多少の違いはあるものの、基本的なSQLの仕様はほぼ同じです。
MySQL、Oracleなど、どれか1つ、マスターすれば、他のSQLを扱うことになっても基本的な仕様が同じであるため困ることはありません。
まとめ
実践ではいろんな実際に作成する要求仕様を満たすプログラムを作ることになります。
当然のごとく、いろいろ調べる必要が出てきます。
独学で学んだことですべてが満たせるわけではありません。
わからないことは、
・調べる
・たたいてみる
遠回りのようですが、SQLを覚えるには、これを繰り返し、経験値をUPさせていくしかありません。
そういう意味ですと、プログラミングもSQLも「勉強のやり方」は同じですね。
目的(ゴール)があって、それをどのように実現するか(手段)を調べて、実践していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
>>【無料】で学べるSQL学習サイト|Oracle Live SQL