システムエンジニアを目指す人で就職後や転職後に不安を持っている人はいませんか?
次のようなことを一度は見たり、聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。
・未経験でシステムエンジニアを目指すのは無理?
・システムエンジニアの仕事はきつい?
・システムエンジニアになるのはやめておけと周りから聞く・・・
自身はIT業界へ転職してシステムエンジニアとなりました。
これといってITスキルを持ち合わていたわけでもなく、転職前に独学で勉強をしてSEになりました。
当記事では未経験からシステムエンジニアを目指す人に、就職後に残念な結果になってしまうリスクについてお伝えします。
- エンジニアは転職前の準備も転職後も慣れるまでが大変
- 未経験だからこそ貪欲に勉強あるのみ
経験不足のシステムエンジニアがダメになってしまう理由4つ

技術的な自信の不足
未経験のシステムエンジニアは、技術的な知識やスキルの不足から、仕事に対する自信不足や不安感が生じます。
その結果、与えられたタスクを達成することが困難になってしまうことが往々にあります。
配属されたプロジェクトに求められるスキルと自信のスキルがマッチしなかった場合は、最悪プロジェクトから外されることも。
何故なら、開発プロジェクトは絶対的に進捗どおりに推進し品質を確保することが命題だからです。
できない人がいると必ずそれを誰かがリカバリーする必要が出てきます。
チームのマネジメント上、責任者がそのような判断をする場合があります。
チームメンバーとのコミュニケーション・調整
未経験者でなくてもシステムエンジニアには、チームメンバーとのコミュニケーションを図る能力は必要です。
ノウハウの共有などメンバーへの情報発信・情報のキャッチは、チームで作業する上で欠かせません。
これができないと一人身勝手な作業や行動をしていまい手戻りが発生してしまうなんてことも。
特に大規模な開発プロジェクトでは、多数のチームメンバーとの調整が必要です。
未経験者にはコミュニケーションの取り方が不慣れな結果、仕事がうまく進められない人がいます。
限られた時間内のタスクの達成
開発プロジェクトでは、限られた時間内にタスクを達成することが求められます。
時間をかければ品質は上がります。
しかし時間は無限にはありません。
プロジェクトにはエンドユーザと取り決めた工期・価格が存在します。
プロジェクトには予算(エンジニアの稼働)というものがあるため、厳しいプロジェクトに配属されればスケジュールも厳しいこともあります。
未経験のシステムエンジニアは厳しいスケジュールをこなすためには、スキル不足により進捗が遅れストレスを感じることも。
複雑なシステム仕様の把握が難しい
大規模な開発プロジェクトでは、複雑なシステムの把握や理解が求められます。
経験者であれば過去の経験・知識を用いて活かせる部分があります。
しかし、未経験のシステムエンジニアには知識の引き出しがなく、複雑なシステム仕様の理解に時間がかかってしまいます。
システムエンジニアの経験不足を打ち消す方法

スキル不足
学習の機会を活用し、必要な技術的な知識やスキルを身に付けましょう。
実践的な経験を積むことも重要です。
自分で小規模なプロジェクトを開発することや、他のエンジニアから学ぶことも大切です。
自信を得るにはやはりなりふり構わず鬼努力するしかない。
努力はあなたを裏切らない。
自分の能力を信頼することが大切です。
チームメンバーとのコミュニケーション
コミュニケーションを大切にしましょう。
チーム内に打ち解けやすい人がいたら、積極的に会話しましょう。
もちろん質問ばかりして相手の時間を奪うことがあってはいけません。
質問力するやり方を工夫しましょう。
質問力を高めるには、
- 目的を明確にする:質問する前に、自分が知りたいことを明確にする。
- 事前リサーチ:質問する前に、既存の資料を調べて、すでに知っていることを整理する。
- 質問のフォーマット:質問内容を簡潔かつ明確にして、適切な形式で質問する。
工夫することで、質問力を養い、論理的思考や問題解決力の向上につながるので、ぜひ意識して伸ばしましょう。
作業効率を上げ進捗厳守
タスクの管理とセルフプランニングに力を入れましょう。
タスクを達成するため日々のタスク(コーディングステップ数)を明確にすることが大切です。
また、時間管理能力を向上させることで、タスクの達成に必要な時間を確保することができます。
複雑なシステムの把握困難
システムについての文書やドキュメントを読み、理解を深めましょう。
また、他のチームメンバーに質問をすることで理解を深めることもできます。
システムをよく理解することが大切です。
チーム内には必ずキーマンとなる有識者がいるものです。
積極的に関わっていきましょう。
いきなり大規模な開発プロジェクトは無理?


未経験のシステムエンジニアは、大規模な開発プロジェクトに携わるべきではないのかな?
未経験のシステムエンジニアが大規模な開発プロジェクトに携わること自体は問題ではありません。
大規模な開発プロジェクトに携わることで、システムエンジニアは経験を積んでスキル・ノウハウ・技術力を向上させることができます。
ただし、大規模な開発プロジェクトに携わることにより、納期が厳しいプロジェクトに当たる可能性も否定できません。
複雑なシステムや短期間のタスク達成などの課題・問題が発生するリスクが伴います。
未経験のシステムエンジニアが大規模な開発プロジェクトに携わることを避けるのではなく、サポートのある環境下でチャレンジすることが大切です。
未経験エンジニアが自信を持つには?





未経験のシステムエンジニアは、小規模な開発プロジェクトに携わったほうがいい?
配属先がどのようなプロジェクトであるかは、運次第なところもありますが、未経験のシステムエンジニアは小規模な開発プロジェクトからスタートすることが望ましいです。
大規模なプロジェクトと比較して、小規模な開発プロジェクトでは、作業量も絶対的に小さくマネジメントもやりやすい。
そのため、プロジェクト運営にかかる失敗リスクも小さい。
メンバーにとっても横断的にあらゆるタスクを担当することができ、ノウハウの吸収、経験値アップにつながります。
エンジニア業界は、多層構造の仕事であり、新しい技術や概念に挑戦することが多いので、不安になることが多々あります。
この不安を乗り越えるためには
- 学習の継続:常に新しい技術や知識について学ぶ。
- 自分のペースで進める:自分のペースで学習や実践を進め、達成感を得る
- 挑戦すること:新しいチャレンジに挑戦することで、自信を養い、スキルを向上させる。
エンジニアになるには転職後も継続して勉強し続ける姿勢が大事です。
まとめ





慣れるまで未経験エンジニアは正直きつい!
- エンジニアは転職前の準備も転職後も慣れるまでが大変
- 未経験だからこそ貪欲に勉強あるのみ
今回は未経験エンジニアがダメになってしまう理由とその対処法について解説してきました。
特に入りたてシステムエンジニアにもっとも多いのが、できない自分に不安を感じる点です。
しかし、誰もが最初は未経験であり、一人前のエンジニアになるにはだれでも簡単にはなれないし、それなりの努力を積み重ねた人が到達できる領域なのです。
誰にでもできる簡単な仕事であればぶっちゃけ価値はないですし、稼ぐ力が身につけたいのであれば目指す価値があります。
具体的なシステムエンジニアになるまでのロードマップついては以下の記事でも解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。(リンク)