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『デンケン』は『葬送のフリーレン』の登場する人物です。
作中の物語では、一級魔法使い試験に登場した魔法使いの1人です。
実はデンケンは過去に波乱万丈な人生を送っていることが物語の中で明かされていきます。
デンケンは一体どのような人物なのでしょうか?
当記事では、デンケンの気になる過去について紹介していきます。
デンケンについて深く知りたい方はぜひ最後までご覧ください。
この記事で紹介する内容
- デンケンのプロフィール
- デンケンの一級魔法使い試験における活躍
- デンケンの使用魔法について
- デンケンの意外な素顔
当記事はネタバレを含む記事です。
閲覧の際はご注意ください。
【葬送のフリーレン】デンケンのプロフィール
葬送のフリーレン / 山田鐘人/ アベツカサ / 小学館
名前 | デンケン |
年齢 | 78歳(ヒンメルの死後30年の時点で78歳) |
性格 | 理性的。我慢強く、計算高い一方で、情に厚い。若者の面倒を見るのも好き。 |
種族 | 人間 |
職業 | 宮廷魔法使い |
好物 | 不明 |
身長 | 不明 |
体重 | 不明 |
偉業 | 海千山千の老獪な宮廷魔法使いの中で、血みどろの権力争いを勝ち抜いた。 |
趣味 | 不明 |
声優 | 斉藤次郎 |
信念 | 魔法というものは探し求めているときが一番楽しいと考えている。 |
デンケンはどんな人物?
葬送のフリーレン / 山田鐘人/ アベツカサ / 小学館
デンケンは、北部にある大国の宮廷魔法使いでした。
血みどろの権力争いに勝ち抜き、宮廷魔法使いの座に就いた海千山千の老獪さを持ち、作中に登場したときは、二級魔法使いでした。
デンケンの職業である宮廷魔法使いとは、王様の傍らで王様に対してあれこれ助言したりする魔法使いです。宮廷魔法使いの持つ権力は大きく、彼らの一存で国を動かすことも可能と言われるほどでした。
デンケンは北部で最も権力を持つ魔法使いとしてその名は魔法使い達の間でも知れ渡っていました。
デンケンはどんな性格?
葬送のフリーレン / 山田鐘人/ アベツカサ / 小学館
デンケンは理性的で我慢強く、計算高い一方で、情に厚い性格です。
魔法使いとしての実力は78歳という高齢者であるものの、長い人生を生きた分、経験や老獪さが加わったことで熟練の魔法使いとして、高い実力を持っています。
ちなみに若いころは、比較的生意気でむかつく若者だったと本人が言っています。
宮廷という閉鎖的な場で厳しい戦いを勝ち抜いてきており、長年研鑽を積んできた魔法使いとして実力はもちろんのこと修羅のごとき政争を勝ち抜いて今の地位を手に入れています。
宮廷での権力闘争には心底うんざりしていました。「自分より優れた魔法使いが失脚し迫害される様を山ほど見てきた」と語り、魔法使いには実力よりも人心掌握術が重要だと断言しています。
そのため、一級魔法使いの称号に魅力を感じず、権力の頂点に達しても二級の立場に甘んじていました。
実力的には一級相当に達しているものの、試験を受けなかったために二級のままでした。
「魔法使いには質はいらない。一級は権威の象徴であればいい」と述べています。
葬送のフリーレン / 山田鐘人/ アベツカサ / 小学館
魔法使いとしての力量が優れていても人心を掌握できなければ無力も同じと考えており、協調性がないとされる魔法使いの中では協調性やチームワーク、そしてコミュニケーションの大切さを理解している稀有な人物です。
また、魔法というものは探し求めているときが一番楽しいと考えており。フリーレンと同様、魔法そのものを愛好しています。
葬送のフリーレン / 山田鐘人/ アベツカサ / 小学館
デンケンの出身地は?
デンケンは北側諸国にある城塞都市ヴァイゼの出身の魔法使いです。
ヴァイゼという都市は、本来は王都での政争に敗れた貴族たちが最後にたどり着く場所であり
汚職が蔓延し腐りきった場所でした。
デンケンは、かつて政争で中央から追われた貴族であるヴァイゼの領主グリュックの甥でした。
デンケンの両親はデンケンが幼少のころに魔族に手によって命を奪われ、残されたデンケン少年は叔父であるグリュックの元に身を寄せることになったのでした。
デンケンの過去
そんなデンケンに転機が訪れます。
なんとグリュック家お抱え魔法指南役による魔法の稽古その指南役とは、七崩賢の黄金郷のマハトだったのです。
デンケンは勇者パーティーの魔族使いであるフリーレンに憧れ、魔法使いを志していました。
魔族に自分の親の命を奪われたデンケンは毎日協会で祈りを捧げ、ふさぎ込んでいたのです。
そんなデンケンを見かねて、グリュックはマハトに魔法を教えるように伝えたのでした。
グリュックは、マハトにデンケンの魔法使いの師匠となり、かつ、打ち倒すべき敵として生きる目標となり続けてやってくれと命じました。
親の命を魔族に奪われた悲しみに沈むよりも、敵を倒したいという気持ちでデンケンが前を向いて生きるように仕向けたのでした。
【葬送のフリーレン】デンケンの一級魔法使い試験での活躍
一級魔法使い選抜試験を受けた理由は?
一級魔法使いレベルの能力を持っていたデンケンが、なぜ今になって一級魔法使い選抜試験を受けようとしたのでしょうか?
その理由は、故郷である北部高原に帰り、亡くなった妻の墓参りをするためでした。
妻が亡くなって以降、魔族残党の活動が活発化し、北部高原への立ち入りには一級魔法使いの同行者が必要になってしまったため、デンケンは自身が一級魔法使いになることで要件を満たそうと考えました。
デンケンの一級魔法使い選抜試験における活躍
デンケンは一次試験で、フリーレンに1対1の戦闘を仕掛けましたが、実力と経験の差から一方的な敗北を喫しました。
1次試験の合格条件である隕鉄鳥(シュティレ)の獲得も叶わず、魔力も底をついてしまいます。
しかし、デンケンは諦めずに醜く足掻くのでした。
デンケンたちは、他のパーティーの戦闘の跡を辿り、敗走したパーティーを発見します。
なんとそのパーティは仲間を1人失っていましたが、隕鉄鳥(シュティレ)だけは大事に抱えていました。
デンケンは交渉しても隕鉄鳥(シュティレ)を譲ってはもらえないと考え、そのパーティから隕鉄鳥(シュティレ)奪うために、彼らの元へ向かいます。
そしてリヒターと共に、敵の前に姿を現します。しかし、二人とも魔力は残っていません。それは相手も同じだということをデンケンもリヒターも理解していました。
デンケンは覚悟を決めました。「腹を括れ。男だろうが。」とつぶやきながら、ローブを脱ぎ捨て、自由な動きのできる服装に変えました。
リヒターは「冗談だろ」と言いますが……結局、冗談ではありませんでした。
魔法を使わずに、彼らが持っていた隕鉄鳥(シュティレ)を奪い取り、宮廷魔法使いの意地を見せつけ、突破に成功しました。
リヒターも参戦し、「イカれた爺さんに殴り合いの喧嘩をやらされた」と不満を漏らしています。
【葬送のフリーレン】デンケンの魔法
葬送のフリーレン / 山田鐘人/ アベツカサ / 小学館
魔法の知識と実力においては人類の中でも最高峰に位置しています。
一流の魔法使いが集う一級魔法使い選抜試験に参加した際には、試験官たちでさえ、デンケンの実力を高く評価し、「一流の魔法使いと比肩しても遜色がない」との高い評価を与えました。
年齢に似合わぬ闘争心も持ち合わせており、「宮廷魔法使いは最後まで粘るべきだ」という信念のもと、魔力が尽きても体力が残っている限り、肉弾戦に挑む姿勢は読者のおおきな関心を寄せました。
作中に、戦いでデンケンが使用する4つの魔法について紹介します。
竜巻を起こす魔法(ヴァルドゴーゼ)
葬送のフリーレン / 山田鐘人/ アベツカサ / 小学館
竜巻を発生させ、それを利用して相手を攻撃し、さらに竜巻に囚われて動きを封じる魔法です。
風を業火に変える魔法(ダオスドルグ)
葬送のフリーレン / 山田鐘人/ アベツカサ / 小学館
「ヴァルドゴーゼ」と組み合わせることで、上述の竜巻を発生させる魔法が必殺のコンボとなる。
これにより、相手が防御したとしても、全方位に防御魔法を展開する必要があり、相手に大量の魔力消費を強いることができます。
葬送のフリーレン / 山田鐘人/ アベツカサ / 小学館
しかし、作中ではフリーレンにあっさり防御されてしまいます。
裁きの光を放つ魔法(カタストラーヴィア)
葬送のフリーレン / 山田鐘人/ アベツカサ / 小学館
相手に反撃の隙を与えないよう、光の矢を光速で絶え間なく放つが、フリーレンには全て防がれ、逆に反撃されてしまった。
呪い返しの魔法(ミステイルジーラ)
葬送のフリーレン / 山田鐘人/ アベツカサ / 小学館
一級魔法使いに昇格したことで、ゼーリエからもらった「特権」による魔法です。
『呪い』とは、魔族が使う解析不能の魔法で、人類がまだその原理を理解していないものです。
それゆえ、人間には回避や防御が不可能。
ただし、この魔法は「呪いと認識したものをただただ自動的に跳ね返す」という単純だけど効果的な方法で、呪いへの対抗が可能になっています。
デンケンは、黄金郷のマハトと戦ったときに、この魔法を使いマハトの「万物を黄金に変える魔法」に対抗します。
【葬送のフリーレン】デンケンは愛妻家でもある
葬送のフリーレン / 山田鐘人/ アベツカサ / 小学館
デンケンは、幼馴染であり、グリュックの娘でもある女性、レクテューレと結婚します。
もともとレクテューレは身体が弱く、治療には膨大な費用と権力が必要でした。
そのため、デンケンは軍に入隊し、組織の最高位を目指して努力します。
しかし、デンケンは無情にもレクテューレに若くして命を先立たれてしまいました。
そんなデンケンが一級魔法使いを受けた真の目的。
それは、亡き妻の墓参りに向かうためだったのです。
葬送のフリーレン / 山田鐘人/ アベツカサ / 小学館
【葬送のフリーレン】デンケン実は人情味のあるおじいちゃん
葬送のフリーレン / 山田鐘人/ アベツカサ / 小学館
20代半ばの頃に妻を亡くした寡男であり、子供も孫もいません。
そのせいか、若者の世話をすることが好きで、試験中もおじいちゃんらしい気遣いで周囲の面倒を見ます。
一時的にチームを組んだリヒターやラオフェンのことを気にかけ、試験が終わっても食事に誘っています。
葬送のフリーレン / 山田鐘人/ アベツカサ / 小学館
特にラオフェンにはたくさんのドーナツを買ってあげたり、「野菜も食べんといかんぞ。」と諭したりして、まるでおじいちゃんと孫のような関係になっていました。
食事を同席していたリヒターからも「完全にお爺ちゃんじゃねーか」ツッコまれていました。
【葬送のフリーレン】デンケンのまとめ
葬送のフリーレンに登場する宮廷魔法使い・デンケンについて紹介しました。
以下、デンケンについてのまとめです。
・理性的。我慢強く、計算高い一方で、情に厚い。
・一級魔法使い選抜試験に登場した二級魔法使い。
・権力争いを勝ち抜いた海千山千の老獪な宮廷魔法使い。
・20代半ばの頃に妻を亡くした寡男。
・おじいちゃん感溢れる立ち回りで周囲の世話を焼くのが好き。
・名言「殴り合いじゃぁぁぁぁッ!!!!」が有名なアグレッシブなおじいちゃん。
・「魔法は探している時が一番楽しい」という持論を持つ。
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