極黒のブリュンヒルデは岡本倫による純愛ダークファンタジーの漫画作品です。
テレビアニメ化もされた人気作品です。
この記事では1巻のあらすじのご紹介します。
『極黒のブリュンヒルデ』1巻のあらすじ
極黒のブリュンヒルデは、宇宙人によって改造された超能力者である魔法使いと呼ばれる少女たちが、彼女たちの命を狙う組織と戦うというストーリー。
子供の頃に事故で死なせてしまった幼なじみ・倉田栞が忘れられない高校生・村上良太は、彼女との約束を果たすべく、天文部に在籍し宇宙人を探していました。
ある日、良太のクラスにその幼なじみと瓜二つの美少女・黒羽寧子が転校してきます。
しかし、どこか浮世離れした彼女には秘密が隠されていました。
良太は寧子が実は宇宙人によって改造された魔女であることを知り、彼女の命を狙う組織から逃れるために協力することになります。
寧子は自分の首に埋め込まれたハーネストという装置を外すと死んでしまうという過酷な運命に縛られていました。
延命するためには、鎮死剤という薬を定期的に摂取しないと体が溶けて死んでしまいます。
良太と寧子は他の魔女たちと出会い、絆を深めながらも、絶望的な戦いに巻き込まれていきます。
『極黒のブリュンヒルデ』の登場人物
登場人物 | |
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村上良太 | 主人公で高校生。NASAの研究員を目指す高校2年生。唯一の天文部員であり、毎日天文台の望遠鏡で星を観察している。一度見たものを忘れない記憶力を持つ。幼なじみのクロネコと瓜二つの寧子に出会い、魔法使いたちと協力することになる。崖崩れで死ぬところを寧子に助けられたことで強い恩義を感じており、彼女たちのために食事や住居を提供し、鎮死剤の精製のために奔走し、研究所の刺客に襲われた際は命がけで助けることを決意している。 |
黒羽寧子 | メインヒロインで魔法使い。物体を破壊する「破撃」の力を持つ。過去の記憶が欠けており、一般常識に疎い。身体を改造された「魔法使い」であり、実験台として10年間研究所にいたが移送中に脱走し、捕まると殺されるという状況に追い込まれている。 |
橘佳奈 | 魔法使いで寧子の仲間。未来に起こる死を「予知」する力を持つ。口が悪いが根は心優しい性格。実験で全身不随になり呼吸するのも困難だが、左手の指が少し動くためにキーボード付きの機械を使って会話ができる。 |
カズミ=シュリーレンツァウアー | 寧子たちと一緒に研究所を脱走し、別行動していた魔法使いで天才ハッカー。電子機器を操作する「操網」の力を持ち、ドイツ語に堪能なハーフである。関西弁で相手に激しい突っ込みを入れてしまう。 |
『極黒のブリュンヒルデ』第1巻の考察
極黒のブリュンヒルデの第1巻には、物語の背景や登場人物の関係、魔法使いの能力や制約など、多くの要素が盛り込まれています。
- クロネコと寧子の関係:良太の幼なじみであるクロネコと、転校生である寧子は容姿がそっくりですが、記憶や性格は異なります。はたして、転校生・寧子は幼なじみのクロネコなのか?
- 魔法使いの能力:寧子をはじめとする魔法使いたちは、それぞれ異なる能力を持っています。しかし、魔法を使うと代償として記憶が欠損していまいます。彼女たちの魔法使いの能力は、何の目的で作られたのか?
第1巻のネタバレ
主人公良太は、寧子たちが鎮死剤を飲まないともうすぐに命を絶ってしまうことを知り、製薬メーカーの工場に乗り込み、鎮死剤を奪取することを計画します。
しかし、そこには研究所からの刺客が送り込まれていました。
その魔法使いのランクは、なんとダブルAの強さ。寧子たちよりも明らかに格上の強さでした。
魔法使いには最上位のトリプルA(AAA)から、最下位のCランクまでランクがあり、
寧子たちは、Bクラス以下だったのです。
出来が悪いということで処分されるために、護送車で処分場まで護送中にBクラスの寧子たちは逃げだしたのでした。
寧子が刺客を正面から引き付けておき、隙をついて背後からハーネストという装置のスイッチを押し、魔法を使えなくするという作戦に出ます。
寧子から事前に手紙を渡されていた良太は、手紙を読み、寧子が身代わりになることで、良太が鎮死剤を手にれる考えで会ったことを知り、急いで寧子のもとへ行きます。
しかし、製薬メーカーの工場に潜入した寧子は、送り込まれたダブルAの魔法使いに、なす術もなく攻撃されていました。
そこで攻撃されている寧子の左胸上にホクロを見つけ、寧子がクロネコであることを確認します。
そして無残にも寧子は、刺客に真っ二つに切り裂かれてしまいます・・・
果たして寧子たち魔法使いはどうなるのか?
第1巻はここまでです。