「テクノロジーが予測する未来」の本を読みました。
2022年は「WEB3元年」であるという言葉もささやかれています。
今、新たなテクノロジーによって、歴史的な転換期が起ころうとしています。
・これからIT業界で働こうと考えている人(働いている人)
・「メタバース」や「NFT」に興味・関心がある人
この本を読むとどうなる?
・「これまで」と「これから」のインターネット・テクノロジーがわかる
・「WEB3」「メタバース」「NFT」で世界がどう変わるかがわかる
web3、メタバース、NFTについてわかりやすく解説された指南書です。
今後、世界と日本の捉え方の差により起こりうるテクノロジーの姿が示されており、
数年後の世の中のスタンダードになりうる知識を蓄えるには最適な本です。
興味のある方は実際に書籍を手にとってみてください。
著者:伊藤 穰一さんのプロフィール
ベンチャーキャピタリスト、起業家、作家、学者として、主に社会とテクノロジーの変革に取り組む。
民主主義とガバナンス、気候変動、学問と科学のシステムの再設計など様々な課題解決に向けて活動中。
現在は、千葉工業大学の変革センターの所長を務めるほか、2022年1月からは、千葉工業大学の評議員を務める。
また、デジタルガレージの共同創業者取締役兼専務執行役員Chief Architect。
引用元:伊藤 穰一さんのプロフィール
Web3.0とは新たなWebの概念
ここ最近、各メディアで取り上げられることが多くなった「WEB3」「メタバース」「NFT」。
プログラミングを学習されている皆さんも、目にしたことはあると思います。
ですが実際に具体的にどういうものなのか?わからない方も多いのではないでしょうか。
【過去】これまでの時代の流れ(Web1.0)
インターネットが世の中に誕生・普及して、今となってはインターネットなしの生活は考えられないことと思います。
われわれは、スマホを持ち、常時、インターネットに接続しているのが当たり前の状態になっていますね。
1990年代にインターネットが誕生した当時は、インターネットの情報が少なかったため、Webサイトを通じて情報発信できる人は、メディアやごく限られた情報リテラシーの高い人たちの一部でした。
この時代(Web1.0)の特徴は、一方通行的な情報伝達でした。
情報発信者がWebサイトを見る側の人たちへ情報発信し、見る側の人は情報を受信することしかできませんでした。
ですが、新聞社や出版社の力に依存することなく、Webサーバを立ち上げることで、自ら情報発信できるようになっていったのが画期的でした。
当時はホームページも、通信速度が今のように速くはないため、どちらかというとコンテンツもテキスト中心のWebサイトが大半でした。
【現在】これまでの時代の流れ(Web2.0)
現在のWeb2.0の時代は、何と言っても個人が情報発信できるのが大きな特徴です。
ブログやSNSなどが流行し、これらに多くの人たちが参加していきました。
そしてGAFAと呼ばれる一部の巨大企業を中心に、これらのプラットフォームを提供する企業の力が、とても大きくなっていきました。
プラットフォームを提供する数少ない一部の巨大企業を中心とした中央集権的な構造になったのです。
Web1.0の時代にはなかった構造です。
【未来】これからの時代の流れ(Web3.0)
そして、今現在、多くのメディアで取り上げられているWEB3.0の流れにつながっていきます。
「ブロックチェーン」と呼ばれる技術を使って、「非中央集権的」な方向性を目指す動きが生まれてきました。
現在のプラットフォームのように情報が一部の巨大企業1カ所に集まるのではなく、ネットワークに参加しているコンピュータに分散して中央集権型のWebから脱却しようという概念です。
ブロックチェーンの技術を用いてデータを分散して管理することにより、高セキュリティとトラストレスなシステムを実現しようとする動きです。
Web3.0では、P2P(ピアツーピア)というネットワーク方式を用いて、サーバーを経由せずネットワークに参加しているユーザー同士のコンピューターでデータを管理します。
コンピューター同士で取引するのでサーバーを使わず、取引データはネットワーク参加者に共有されるのでセキュリティも高いというテクノロジー・仕組みです。
「WEB3.0」「メタバース」「NFT」で世の中はどう変わる?
時代の流れに取り残されないために必要なものは2つ ーー
テクノロジーに対する「リテラシー」と、そのテクノロジーによって社会はどう変わるかという 「ビジョン」です。
引用元:(著者:伊藤 穰一)「テクノロジーが予測する未来」より
本書には、「WEB3」「メタバース」「NFT」によって世の中がどのように変わるか、テクノロジーがもたらす新しい時代をどのような意識でもって迎えていけばいいのか?
著者の幅広くとても深い知見で、あますことなく、わかりやすく説明されています。
・人々の働き方はどう変わる?
・テクノロジーがもたらす結果、世の中の文化は?
・バーチャル空間でできること、人々のアイデンティティは?
・学歴至上主義を脱却、教育はどうなる?
・分散化によってガバナンスの民主化が進む?
・激変する未来に日本はどう備えるべき?
Amazon レビューより
結論!Web3の未来の世界をわかりやすく説明してある良書です。時代にとりのこされないように本書を購入しました。
著者の伊藤穰一氏は、2008年米国Business Week誌にて「ネット上で最も影響力のある世界の25人」に選出され、輝かしい実績もここに記載出来ないくらいあります。ただただ、とにかく凄い人です。
内容は、Web3という今、我々は激震が起こる入り口に立っているというとが具体的にかかれています。
引用元:Amazonカスタマーレビューより
テクノロジーによって、世の中が今、どのように変わろうとしているのかを想像しつつ
未来の社会、姿を予想してみてはいかがでしょうか。
web3によって変えようとしている世界観を理解するのにおすすめの本です。
本書にも書かれていますが、リスクゼロの世界ではありません。
ウォレットと口座開設からまずは準備してみて、
最悪、なくなってもいい範囲内で、楽しんでみようかと思います。
それでは今日もプログラミングを少しずつ積み上げて、頑張っていきます。
みなさまも素敵なエンジニアライフをお過ごしください。
最後までお読みいただきありがとうございました。